「サンダーバード・カウントダウン」ですばやく行動!
●子どもの行動が遅すぎて困っている
●一回指示しただけではなかなか動かない
●楽しく次の行動に移すようにさせたい
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「サンダーバード・カウントダウン」とは
「サンダーバード」というのは,『ウィキペディア(Wikipedia)』によりますと,1960年代イギリスで制作された人形劇特撮のSFテレビ番組です。
日本でも私が子どものころからテレビで放送されていました。
その番組が始まる冒頭では,いつもこの「カウントダウン」が始まり,番組に出てくるロケットが発射する場面が流れます
「ファーイブ」
「フォー」
「スリー」
「ツー」
「ワン!」
ドゥッカーーーン!!!!
といった感じです
◎「サンダーバード・カウントダウン」の映像
対象児童
〇なかなか行動の切り替えができない子ども
〇行動の遅い子
〇一つのことに集中すると指示が通らなくなる子
など
カウントダウンの意味がある程度わかないと伝わらないように思えますが,ほとんどの子はなんとなく雰囲気で「急がなくちゃ」と感じるようです
指導方法
〇スマホなどに,「サンダーバード・カウントダウン」の音源を録音しておきます。テレビ番組を知らなくても全く問題ありません。
〇「こんな音が流れたら,5つ数える間に切り替えようね」と事前に伝えておきます。
〇いきなりやっても,この音を聞くとなんとなくわかる子どもがほとんどなのは不思議です。
〇いつもこの音をいちいち流すのはたいへんなので(子どもも飽きる),一度覚えたら担任,指導者が「カウントダウン!」と声を上げるだけでもいいです。ささっと動くことが多くなります。
〇行動の切り替えの指示以外にもいろいろなスタート場面で使えます。
終わりに
この方法のよいところは,がみがみ言わなくても音を聞くだけで取りつかれたように反応し始めるところです
これは見ていて楽しいですし,子どもたちも自然と体が反応するようでおもしろがってやります
特別支援学級の「プチ指導法」として紹介しましたが,通常学級でも使えるのではないかと思っています
ただし反応が過剰になり過ぎ,帰って騒がしくなると予想できるときはやめておきましょう
何かに役立てていただけたら幸いです
ほかにも思い出したらまた紹介します