#10【サッカー初心者が楽しむ】サンフレッチェレジーナ 観戦記 VS 神戸

レジーナ


クラシエカップ決勝 サンフレッチェ広島レジーナ vs INAC神戸レオネッサ

2024.12.29 広島 VS 神戸

2024-25 WEリーグ クラシエカップ 
サンフレッチェ広島レジーナ vs INAC神戸レオネッサ
決勝戦の観戦記です

◎試合映像

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◎ハイライト映像

広島 1 ー 0 神戸

☆得点

広島 前半33分 上野

☆スターティングメンバー

GK 木稲

DF 塩田

市瀬

左山

藤生

MF 上野

笠原


柳瀬

立花

松本


FW 中嶋

☆交代

立花 → 小川

笠原 → 中村

松本 → 渡邊

柳瀬 → 高橋

中嶋 → 瀧澤

前半3分 笠原パスミス オフサイド

8分 柳瀬→松本から相手のクリアを笠原が中央で拾うが,出しどころが見つからず攻撃が停滞

右の立花に出せなかったかなあ?

9分 相手10番が左山を引っ張りファール

10分 後ろでのつなぎ 藤生の出足が遅い感じがします それを相手に奪われクロス コーナーキック

13分 松本が塩田へいいサイドチェンジ

立花へ渡すが二人に囲まれ倒され痛めることに→交代小川

映像で見ると右手を地面に着いたとき肘が逆に曲がっていました いたそ・・・😨

17分 藤生がパスを出した後,ファールにはなりませんでしたが,相手選手(外国人選手)にアフターで倒される

ややアフター気味

22分 自陣でボールをつなぐ 笠原プレーが遅く奪われ シュートまで持ち込まれます 左山がブロック→コーナー

24分 木稲から左サイドの松本へナイスパントキック 

25分 相手18番が中嶋を手で抱えてファール 不満そうにしていますが,ここまで手やアフター,後ろからのプレスが多い印象

26分 タッチライン際でボールの奪い合い 笠原がうまく体を入れてファールを獲得

28分 最終ライン市瀬から中央の松本へ浮き球のパス それをうまくフリックしてサイドの藤生につなぐ 今日の松本は非常に動きがいいです!

藤生がそれを逆サイドを上がった上野へ巻いたクロス まるで札幌戦で東が加藤へ出したクロスを彷彿させるクロスでしたがシュートには至らず

29分 上野がセカンドボールを拾おうとしてレフリーとぶつかり倒れました

30分 左サイド松本と中嶋二人で突破し最後中嶋がニアサイドへシュートを放ちますが勢いがなく,キーパーがキャッチ ゴール前二人上がっていたので,ここはクロスでよかったような気がしましたが,相手も人数がそろっており,もう一人上がってほしいところです

30分が過ぎましたが,どちらも決定的なシュートがなく過ぎました

この少し前ころから神戸は後ろでボールを回すようになり,レジーナがそれにプレスを掛けるようになり始めました

そしてそれを打開したかったのか,神戸が最終ラインから右サイドの裏へ出したロングパスをレジーナが跳ね返したところから先制点が生まれます

セカンドボールを小川が拾い,左サイドライン際を上がる柳瀬へ渡すと柳瀬が内側へ切れ込んで中央の笠原へ

笠原から中嶋,中嶋が振り向いて上野に出しますが相手に当たりもう一度中嶋の足元へ

このときペナルティエリアの中には上野,笠原,中嶋の3人に対し神戸は6人

そのすぐ外には神戸の選手が3人,レジーナは柳瀬と小川がこぼれをねらっていたようです

つまり小学生の体育授業のサッカーのように,ほとんどの選手がボールにかたまっている状態でした

中嶋1人が5人に囲まれていました

そこを倒れながらもスペースへ出したところを上野が反転してシュート

相手ディフェンダーに当たってコースが変わりそのままゴールへ吸い込まれ,レジーナが先制!

◎1点目の映像

40分 笠原がボールを受けたところを体をぶつけられて奪われピンチに

こういうところをうまくいなせるようになってほしいです

41分 解説者が左山と市瀬を誉めています 確かにこの二人のおかげで神戸のクロスが中央の選手に通りません

45分 アディショナルタイム4分

この時間帯,レジーナの前からのプレスがはまり,神戸が前へ運べなくなっています

49分 前半終了

後半1分 神戸速攻からシュート キーパーキャッチ

4分 神戸のロングパス 塩田 相手の動きが気になったのかボールから目を離し,前へ入られ決定的シュートを打たれますが,木稲が右足1本でビッグセーブ!この試合唯一と言っていいほどの最大のピンチ!

神戸 後半立ち上がりからパワープレーに来ています

押し込んでクロスまでは行きますが最後攻めきるところまではやらせていません

10分 笠原に代わって中村投入 3バックにします

17分 相手フリーキックの前に立っていたということか 小川がイエローをもらってしまいます

18分 神戸オフサイド この試合何度もオフサイドにかけています

26分 一気に3人交代し,高橋,渡邊,瀧澤がはいりました

30分 神戸FKに頭で合わせられポスト その前にホイッスル オフサイドか?

ゴール前まで攻め込まれますが,なかなか決定機まで与えていません

入場者数21524人と発表

レジーナの応援コールばかりよく聞こえる気がします

45分 アディショナルタイム6分

神戸FKからクリア 高橋から上野へのロングフィードが通ります

中央へ上がった瀧澤へグランダークロスが通り,決定的チャンス

相手DFが寄せてクリアされました

ワンタッチシュートでもよかったか

49分 相手FKが左サイド裏へ 

中村がカバーに入りますが,速い判断ができず一気に寄せられシュートを打たれますが,木稲がナイスクリア→コーナーキック

中村は外へ出してもよかったように思うが,何をしたかったのでしょうか

神戸コーナーキック 木稲直接キャッチ

51分 タイムアップ

レジーナが勝負強さを見せ,そのまま1-0で優勝を決めました!

レジーナの勝因は前半に失点しなかったこと

これが全てと言っていいかもしれません

1週間前の皇后杯では,前半開始早々先制され,そのまま逃げ切られました

リーグ戦でも同じく早々と先制されました

この時は終盤,瀧澤のFKから高橋が同点弾を放ち,なんとか引き分けることができました

この試合でもし同じように失点していたら,後の試合展開が変わっていたと思われます

皇后杯の試合を見て思ったのは,神戸のプレスは90分続くわけではないのだということです

神戸は最初から激しくプレスに来て前掛かりになったところで得点を奪う試合をしてきたようですが,徐々に勢いがなくなっていくように見えました

そしてそのころからレジーナのチャンスが作れるようになっていきました

だからこの試合も最初の30分くらい持ちこたえてくれれば,自ずと得点機会が訪れるようになると思っていました

そしたらねらい通り無失点で切り抜けました

しかも前半のうちに先制できたことで「守り勝つんだ」という次のねらいをはっきり持つことができ,選手に迷いが生じなかったようです

上野は文句なくWOM

得点はもちろんですが,90分足を止めずチャンスクリエイト,ポストプレイ,守備と走り回っていました

決勝戦はもちろん,ここまで上野がいなかったら優勝できていなかったと思います

そしてこの試合でもう一人上げるとするなら,キーパーの木稲でしょう

特に後半立ち上がりのピンチ

相手との至近距離からのシュートを右足1本で止めたプレイはスーパー

1対1に強い木稲の良さが出たプレイでした

終盤に見せたシュートブロックやキャッチングなども光りました

この試合は木稲でなかったら優勝できなかったかもしれません

もちろん木稲だけでなく,周りの選手が相手に寄せてシュートコースを限定させたり,昨年からの課題であったミドルを打たせないように誰かがブロックに行ったりと,全員で守備をしていました

また,2人以外では松本と柳瀬の活躍が光りました

松本が特によかったのは守備の部分

以前は「守備が軽いな」と思う選手でしたが,今日は守屋を自由にさせず,大健闘でした

柳瀬は彼女のいいところである寄せの速さで相手に攻撃のリズムに乗せませんでした

左山,市瀬は相手がどこであろうと安定したパフォーマンスで試合を運ぶことができました

準決勝は左山が出場せず,ベンチにも入っていませんでした

おそらくケガでしょう

そして,小川が相手選手とぶつかって頭を打ち,そのまま負傷交代しました

先週の皇后杯では,立花が負傷交代

この試合も前半で負傷交代

今度のは右ひじの脱臼と思われます

でも表彰式に出ていてちょっとびっくりしました

リーグ再開までしばらく空くので,それまでに治癒してほしいところです

そのけがですが,ある程度仕方ないとは思いますが,いつも試合を見ていると後ろからのチャージやアフターチャージをあまり厳しくとっていないように見えます

こういうことでけが人が出るのは勘弁していただきたいものです

レフェリーだけでなく,WEリーグ関係者の皆さんには是非改善していただきたいです

昨年に続いて二連覇となったわけですが,昨年はグループリーグで浦和と対戦しただけで,後の2強は別のグループでした

そしてグループリーグ1位となり決勝戦で一発勝負を行いました

今回の優勝は,いわゆる3強と呼ばれているチーム全てと対戦して勝ち取ったものであり,しかもグループリーグの後,準決勝を勝ち抜かなければなりませんでした

そういう意味ではより価値のある優勝と言えるのではないでしょうか

しかし3強を相手に勝ち進んでの優勝とはいえ,まだまだ地力で勝っているとは思えません

現在のレジーナは神戸と対戦したら3回に1回くらいは勝てるかなという力だと思います

怒られそうですが,今回はその1回が決勝戦だったなという気がします

この試合もそうですが,3強のチームと対戦すると主導権を握られてしまって,少ないチャンスをものにするしかない状況になります

特に攻撃の形をもっと追求しなければ,カップ戦で優勝はできても昨年のようにリーグ戦では苦戦するだろうなと思います

とはいえ,その力の差もだんだん迫ってきているのも事実です

実力がついていなければ二連覇はできません

もっともっと改善できるところを改善し,突き詰めていってほしいです

ともあれ,気持ちの入ったいいゲームでした

優勝おめでとうございます

【INSIDEレジーナ 2連覇達成の裏側を公開】サンフレッチェ広島レジーナvsINAC神戸レオネッサ WEリーグクラシエカップ決勝

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