大きな声では言えないが 正直「なにを やったらいいのか わからない」から 脱却しよう!
みなさん はじめまして
サンプといいます。
教員歴37年の元小学校教員です。
37年のうち23年と半年,特別支援学級の担任をし 2023年3月退職しました。
特別支援学級としての経験を 少しでも誰かに役立ててほしいという願いから ブログを立ち上げることにしました。
みなさん どうぞ よろしくお願いいたします。
自分の経歴
ご存知のように 現在 特別支援学級には
・知的障害者
・肢体不自由者
・病弱者及び身体虚弱者
・弱視者
・難聴者
・言語障害者
・自閉症者・情緒障害者
の 7種があります。
私が初めて特別支援学級の担任となったのは 教師になって11年目でした。
1996年のことです。
今の知的障害特別支援学級(以後知的学級)にあたる学級でした。
以前は 特殊学級あるいは障害児学級と言われていました。
特別支援学級と言うようになったのは 2006年に学校教育法が改正されてからです。
4年後 一旦 通常学級担任にもどるのですが 3年後 再び特別支援学級担任につきました。
自閉症・情緒障害特別支援学級(以後情緒学級)です。
3年後 知的学級に変わり 情緒学級にもどったり 知的学級にまたもどったりを繰り返し
退職するまでずっと特別支援学級をやりました。
結局終わってみれば 知的学級19年 情緒学級4年と半年でした。
ブログを書こうと思ったわけ その1
初めて特別支援学級担任になったとき 私は まだ30代前半で 同年代は ほとんどいませんでした。
研修会に行くと 周りは 年配者ばかりでした。
多くが管理職になる年代ですが 退職までがんばって担任を続けようとされ 退職前の数年間 支援学級担任になった方たちが多かったように思います。
今もそうかもしれませんが ほとんどの先生は養護学校(現 特別支援学校)の免許をもっていませんでした。
そのためか 先生方からよく耳にした言葉が
「何をやったらいいのかわからない」
でした。
20年も30年もやったベテランの教師が です。
もちろん 本当になにもわからないということは ないとは思うのですが
受け取り方によっては たいへんなことです。
子どもや保護者にしてみれば たまったものではありません。
同じ教師仲間だから 言えたのだとは思いますが・・・
とは言え 事情や気持ちはたいへんよくわかりました。
自分も 初めて担任になったときは 隣の学校にある特別支援学級の先生にいろいろ教えていただきに行きました。
そのおかけで なんとか担任ができたと思っています。
その後 何年たっても 支援学級の先生が集まると同じ言葉の繰り返し。
違う研修テーマで 集まっていても 気持ちは「それどころではない」 といった感じでした。
この現状は なんとかならないものか と思いました。
今でこそ特別支援教育関連の書籍は増えましたが そのころは書店や図書館へ行っても 非常に少なかったです。
特別支援教育自体まだ歴史が浅く 実践も多くなかったのかもわかりません。
現代ほど頼るものが少なかった時代でした。
それに 本や研修会などでは 聞けない話せないことも 実のところあるわけで そうしたことを少しでも解決するために 担任経験者が少しずつでも 実践したことを伝え合うことが必要なのではないかと思うようになりました。
同じ学校 同じ地域だけでは 聞ける話 話せる話もわずかですが 現代はネット社会。
より多くの全国の支援学級の先生へ 自分から発信して 役立ててもらったり 逆に情報を受け取ったりできます。
しかし そこで問題となったのは 現役のままでは いろいろ事情があり 非常にやりにくいということでした。
第1に 時間的余裕がありません。🙄
第2に SNSが苦手で LINEすらやっていません。😭
第3に ブログなど やり方がさっぱりわかりません。🙄
ほかにもまだまだ理由はありますが こんなところでしょうか。
そこで 退職してじっくりやり方を研究してから ブログを始めようと思ったわけです。
実際 退職してからブログを始めるまで 1年もかかりました。😄
ブログに書こうと思ったわけ その2
過去 同じ学校の特別支援学級担任として いっしょに仕事をした先生は13人いました。
同じ学校ではないけれども よく知っている先生も含めると20人以上はいると思います。
同じ学校とはいえ いっしょに合同授業する先生もいれば ほとんど話すこともない先生もいました。ほとんどの方が 現在は退職されています。
どの先生も一つや二つ いやそれ以上 すばらしい実践をしているものです。
それなのに ほとんど「実践記録」のような形に残さないまま 退職されるのです。
例えば こんなことがありました。
ある学校に勤務していた時の話です。
その学校には知的学級と情緒学級があり 自分は知的学級の担任をしておりました。
情緒学級の教室は いわゆる「構造化」されており 個別のスペース グループで集まるスペース 学習プリントなどを取り出しやすくしている工夫など 見事に配置されていました。
聞くところによると自閉症を研究されている大学の先生の指導の下 整備されたそうです。
自分がその学校へ転勤した時には すでにそういう状態になっていたので どのようにしたのかよくわかりませんでした。
そして数年後 情緒学級の担任の先生が退職され 次の先生に引継ぎをされたはずなのですが どういうわけか 次の先生は 構造化された教室全てを真っ新な状態にしてしまいました。
そこで思ったのが
「しまった 退職された先生に 聞いておけばよかった」です。
残念ながら 記録も残っていませんでした。
いい実践は 人におすすめしたり なんらかの形で残しておいたりするべきです。
おすすめ
知的障害特別支援学級の経験が 圧倒的に長いため みなさんにお伝えできることも当然知的学級のことが多くなると思います。
得意分野(おすすめ分野)は
生活単元学習
・園芸栽培関係
・飼育関係
・ものづくり
辺りです。
もちろん これら以外もどんどん書いていくつもりです。
まとめ
・自分の経歴
知的学級19年 情緒学級4年と半年
・ブログに書こうと思ったわけ その1
実践を伝え 少しでも役立ててもらいたい!
・ブログに書こうと思ったわけ その2
いい実践は 人におすすめしたり なんらかの形で残しておいたりするべき
・主に知的障害特別支援学級の実践を提供していきます。
得意分野(おすすめ分野)は 生活単元学習
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