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おすすめNO1
「家庭菜園ビックリ教室」著者 井原 豊(農文協)
生活単元学習で 野菜作りをされている先生は多いと思います。
そこで 是非参考にしていただきたい本があります。
これ「家庭菜園ビックリ教室」(井原豊 著)です。
平成6年発行の本ですから かなり古いですが(自分自身が古いから) 中身は斬新!これ一冊読み込めば 後はその応用です。
学校の先生方におすすめしていますが 農家の方が書かれてあるため その方面の方に向けた書き方がしてあり,実のところ あまり学校向けではありません。
しかし,農家のやり方を学校用に応用すれば 問題ありません。
そこに注意して 参考にしていただければと思います。
おすすめポイントは ズバリ7つ!
では,何がいいのかおすすめポイントを7つ紹介します。
おすすめポイント その1 完全無農薬栽培である
学級で野菜作りをする場合 子どもたちが口にすることを考えると 無農薬は外せないポイントです。
実際 自分もこの本に習い 農薬を使ったことはありません。
ただし 虫よけなどの手間はかかります。
売り物にするわけではないので 少しくらいは 虫に食べられても気にしなくてよいと思います。
おすすめポイント その2 学校で植える野菜作りのやり方がわかる
作り方が掲載されている野菜は 次の通りです。
春夏野菜
・トマト
・ナス
・ピーマン・トウガラシ
・キュウリ
・スイカ
・カボチャ
・ゴボウ
・ジャガイモ
・サツマイモ
・サトイモ
・ショウガ
・トウモロコシ
秋冬野菜
・イチゴ
・ハクサイ
・キャベツ
・ダイコン
・ニンジン
・ホウレンソウ
・レタス・サニーレタス
・シュンギク
・コカブ
・二十日大根
・タマネギ
・ニンニク
・ネギ
・ソラマメ・エンドウ
・水菜
いかかです?
ほぼ 大体出ているのではないでしょうか?
ただ 人気の「ミニトマト」や「メロン」などはありませんが ミニトマトはトマト作りで応用できますし,メロンは キュウリ作りを応用しながら 別の本を読みました。(笑)
おすすめポイント その3 正しい土づくりが学べる
この本を読むまで 水はけや保水くらいは知っていましたが,なぜ腐葉土を混ぜないといけないのか? 化学肥料がダメで有機肥料がなぜいいのか?などなど 全然分かっていませんでした。
読んでみると納得。
おすすめポイント その4 有機栽培と肥料の考え方が「目にウロコ」
肥料はやり方によって病気を出すんですよ みなさん。
根の近くにやってはだめで 根から遠く離れたところに ドカッ!とやるのです。
これを「割り肥」といいます。
そして 窒素,リン酸,カリ の3種類を 別々単独に ちゃんと計算して与える。
これが 著者である井原さん独特の考え方。
他の著者ではちょっと見られない必見ポイントです。
おすすめポイント その5 ホントに すごい野菜ができる
野菜作りをしたことがない人にとって 本当に野菜ができるのか心配ではありませんか?
自分も初めてやったときは 「本当にこんなに収穫できるのかな?」と思いながら 半分「失敗してもいいや」と 開き直ってやっていました。
ただ とても楽しくやっていたのを覚えています。
ところが ほとんどは大収穫! 正直一部 失敗した野菜もありましたが・・・
サツマイモやジャガイモはゴロッゴロッ!スイカもボコボコできました。
失敗した野菜についてですが 原因は 本の通りにやらなかったり できなかったりしたものです。
カラス タヌキなど 動物被害にあったものもありました。
この写真は 夏休みの登校日に 小玉スイカを収穫したものです。これは一部です。これ以外にもまだ収穫できました。全て「1本」の苗からです。夏の終わりでしたので 痛んだり 割れちゃったりしたものも一緒に 写真に収めました。
おすすめポイント その6 おすすめ品種が 載っている
一口に トマト ナス イチゴ・・・と言っても 園芸店や種苗店に行くと いろいろな名前の品種が並んでいます。
どれを選んだらいいのか 迷ったことはありませんか?
それも この本を見れば大丈夫。
それぞれの野菜全てに「おすすめ品種」が 出ています。
しかし そこはやはり 農家向けの本
学校で作りやすいとか 子ども向けとかいうことは 一切考えられておりません。
それにですね。
やはり 古さは避けられないものです。
例えば 最近出た新しい品種のことは 当然のことながら出ていませんし おすすめ品種でも 今は探すのに苦労することがあります。
そういうときは おすすめにこだわらず 好きな品種にチャレンジしてよいと思います。
おすすめポイント その7 この本について etc
ちょっとした”野菜作り豆知識“
・みなさん「もっとい結び」って知ってますか?
ほかにも タマネギやニンニクを 軒先に乾かすためにぶら下げておく ひもの結び方などなど 農家の人だったら 当たり前に知っているような豆知識が書かれています。
現代だと インターネットで簡単に調べられますが・・・
この本の良しあし
・最初に書いたように 発行された年がかなり昔です。
そのため 今 書店には並んでいないと思います。
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けれど 野菜作りについては古いからと言って そんなに変わるものではないので 心配はないのではないでしょうか。
・この本の考え方は ある面 ちょっと特殊です。
例えば肥料は 単肥で硫安や過リン酸石灰といったあまり人が使わないようなものを使います。
また,学校の先生用ではありませんから,「肥料は反当り・・・」なんて「・・反なんて単位つかわないよ~」と 私なんぞは思ったもんです(ちなみに1反=約10a ・・・普通に考えて特別支援学級でそんな面積 畑にもらえない)。
ということは わからないことがあっても この本のやり方を知っている人が周りにいないということ。
他の本も参考にしながら 自分なりによいところを取り入れて野菜作りをしていただけるといいかなと思います。
1反は無理にしても 野菜の株間を広く植える「疎植」を推奨されているので ある程度は広い畑が必要です。
・繰り返しますが この本のやり方は特殊です。
まわりの先生で ちょっと野菜作りに詳しい人からすると「そんなやり方じゃダメ」と 言われるかもしれません。
そんな時は ケンカにならないよう黙って従うか 知らんぷりしてやってみてください。(^^)
著者について
・昔 この本のおかげで野菜作りが大好きになり,学校以外にも 個人的に知り合いの畑を借りて いろいろ野菜作りを楽しんだことがありました。
いつか著者の井原さんにお会いして 教えを請いたいと思うほどでした。
しかし,ネットでの情報によりますと 残念ながら 井原さんは1997年にお亡くなりになったそうです。
ご冥福をお祈り申し上げます。
まとめ
この本のおすすめポイントは
- 完全無農薬栽培である
- 学校で植える野菜作りのやり方がわかる
- 正しい土づくりが学べる
- 有機栽培と肥料の考え方が「目にウロコ」
- ホントに すごい野菜ができる
- おすすめ品種が 載っている
- 他にもちょっとした”野菜作り豆知識“が得られる
〇取り寄せかネット販売
〇この本のやり方は特殊
やり方を知っている人が周りにいない
ある程度は広い畑が必要
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